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お知らせ

情報提供:三角頭蓋の手術について

2016.08.01

関係各位

時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素より、当センターの事業に関して御理解ご協力を賜り心から感謝申し上げます。

さて、関係者の皆様に、三角頭蓋に関する情報提供をさせて頂きます。
平成28年3月に、内閣府による国家戦略特別区域高度医療提供事業として、豊見城中央病院の提案した、自閉症などの発達の問題の脳外科的治療としての「軽度三角頭蓋の頭蓋形成手術」の事業が認定されました。
これに対して、平安病院の平安先生が日本児童青年精神医学会へ倫理的問題への疑義と当該手術への見解について照会され、7月19日に当医学会から声明が発表されました。声明文では、自閉症と三角頭蓋の関連性の医学的証明がなされていない事や三角頭蓋の手術が自閉症をはじめとする発達障害の治療に有効であるという証明が公認されていない事などより、本事業認定の撤回を表明しています。
これを受け8月1日には一般社団法人日本自閉症協会も当医学会の声明を支持する内容の公式見解を発表しています。
関係者の皆様には、この件に関しましてご承知頂けますよう宜しくお願い申し上げます。

沖縄県発達障害者支援センター
センター長 高良幸伸

資料:「三角頭蓋の手術についての公式見解」
社団法人日本自閉症協会 平成16年9月21日
http://www.autism.or.jp/topixdata/sankaku20040921.pdf

参考:日本児童青年精神医学会よる表明
1)「発達障害に対する実験的治療への警告」 2004年12月
2)「軽度三角頭蓋の外科手術に関する見解」 2005年12月
3)「内閣府による社会医療法人友愛会豊見城中央病院の国家戦略特別区域
高度医療提供事業の認定に関する声明」 2016年7月
http://child-adolesc.jp/proposal/2016-07-19/

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